10.16.2012

【CCIE受験ノウハウ】無意識のうちに起こしてしまう設定ミスを減らす方法!

ロス:タイム:ライフ Life in additionaltime [DVD]


商用環境も手打ちでConfig入れますか?


ルータを設定していると、直接コンソールからルータに設定を入れていきがちです。
具体的にいうと、OSPFを設定しなければならないときに、ルータに直接、

router os 1(Enter)
 net x.x.x.x x.x.x.x are 0(Enter)
 net x.z.z.z z.z.z.z are 0(Enter)
 router-id x.x.x.x(Enter)

のように順々に書き込んでいくやり方です。

それで設定ミスや設定漏れを起こさないという人も中にはいるでしょうから、そのやり方を否定するつもりはありません。

しかし、色んなコンフィグレーション問題を解いていくうちに、直接ルータに書き込むやり方は、設定ミスや設定ロスを大量に発生させるということがわかりました(あくまで僕にとっては、です)。



流し込みConfigの偉大さ


直接ルータにrouter os 1 と書き込んでいく方法と、ノートパッドに

router os 1
 net x.x.x.x x.x.x.x are 0
 net x.z.z.z z.z.z.z are 0
 router-id x.x.x.x

と作ってから、ルータに流し込む方法とを比べると、後者の方が圧倒的に設定ロスを防ぐことができたのです。


それもそのはずで、ルータに直接router os 1と書き込んでいくやり方だと、自分の意識は今まさに書き込んでいるrouter os 1というコマンド一行に誤りがないかに集中していて、設定全体を見渡す観点が抜けてしまっています。



対して、ノートパッドに下記のように作ってから流し込む場合、

router os 1
 net x.x.x.x x.x.x.x are 0
 net x.z.z.z z.z.z.z are 0
 router-id x.x.x.x

少なくともこのOSPFのセクション全体に関して漏れがないかどうかの観点を持つことができます。そして、コマンドを一度作ってから流し込むので、自然とダブルチェックになります。



?の誘惑


コマンドを完全に記憶していない場合は?を使いながら設定をしていくと思いますが、それも非常に危険です。

?を使うことによって、ルータが吐き出すいろんな情報に頭を持っていかれてしまうので、設定をしなければならない項目が抜けてしまったり、他の行でミスをしてしまったりするのです。


とは言っても、?を使わないで超難度のCCIE試験をクリアするのはほぼ不可能に近いでしょう。

そういう時はある程度流し込みを作ってしまって、分からない部分は空欄にしておくのがよいと思います。

それからルータのコンソールで目的のコマンドだけ?を使って完成させ、完成させたコマンドをノートパッドに逆にはりつけなおして、セクション全体を再度確認するのがおすすめです。



Configを俯瞰する癖をつけよう


具体的にいうと、例えばredistributeの項目でsubnetキーワードが出てこない場合は、

router os 1
 net x.x.x.x x.x.x.x are 0
 net x.z.z.z z.z.z.z are 0
 router-id x.x.x.x
 redistribute eigrp 100 ??

まで作ってしまいます。



それから流し込みをせずに置いておいて、一度ルータにログインし、

(config-router)#redistribute eigrp 100 ?

とタイプして、subnetsキーワードを確認して、それをルータのアウトプットから再度コピーして、ノートパッドに貼りなおします。

router os 1
 net x.x.x.x x.x.x.x are 0
 net x.z.z.z z.z.z.z are 0
 router-id x.x.x.x
!
 redistribute eigrp 100 subnets

そして、完成した全体を確認したあと、コピペしてルータに流し込む動作を行います。

コマンドが間違っていたとしても、invalidエラーなどが弾いてくれますから、流し込みの後はキレイに投入できたかを必ず確認して、次のステップに進むのがおすすめです。







自分が悩んできた経験をこれからCCIE LAB試験を目指す方の参考になればと書いています。

CCIE LABまとめページ

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...