11.17.2012

【CCIE受験ノウハウ】トラブルシュート問題で失点を避けるために僕が一番注意したポイント!

大局観  自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)




大局観


前回の投稿の続きになりますが、トラブルシュート問題において、僕自身がもっとも注意したのが大局をみるという視点です。

僕は羽生さんの大ファンなんですが、とにかくこの大局観という言葉が好きです。


この場合、小局というのはトラブルシュートで出題されるそれぞれの問題のことを言っていて、大局というのは問題全体のことを意味しています。



具体的には?


もう少し具体的に述べるには、図があった方がわかりやすいと思いますので、以下の図をご覧いただければと思います。

CCIEトラブルシュートの小局だけでなく大局を見る










例えば、以下のような二つの問題があったとします。

問題1 R3とR4がeBGPピアだけど、うまくピアが張れていない。
問題2 R1とR2でOSPFの隣接をしているのだけど、R1がうまく経路を交換できていない。


小局というのは問題1、問題2をそれぞれみるという目線です。
これはこれで非常に重要ですが、大局についてはちょっと詳しい説明が必要になります。


問題1


問題1で先ほど例として出したのが、R3とR4がeBGPピアだけど、うまくピアが張れていない、でした。
その問題1の制限事項として、「AS55のルータ」の設定を変更してはならない、というものがあったとします。

そうなるとR4にあたりを付けて大凡の問題を解いていくことになると思います。
これはこれで着実に解いていけばいいでしょう。


問題2


さて、次の問題2としてR1とR2でOSPFの隣接をしているのだけど、R1がうまく経路を交換できていない、というのを挙げました。

この問題には特別なリストリクションがかかっていないとします。

どのように解くのがよいでしょうか。
このときに僕は、大局をみなければならない、と考えています。


大局に目を向ける


つまりどういうことかというと、明らかにR2に対して誤ったConfigが入っていて、R1の設定をどのように変えてもどうしようもない状態でない限り、R1側の設定変更をしてトラブルを解決するのがよい、R2は触らない方がいい、ということです。

なぜなら、前の問題でR2が所属する「AS55の設定を変えてはならない」という制限事項が課せられているので、その制限事項に抵触するのはよろしくないと考えられるからです。



じゃあどうやって解こう


具体的に言うと、例えば、R1とR2のインターフェースのMTU値が違うために、OSPFの隣接関係が構築できないのだとします。

その場合は、R2に変なMTU値が入っていたとしてもそれをR2から消すのではなく、R1のMTU値をR2に合わせる、という対処の仕方がよいと考えられます。

とにかくTSにおいてゆっくり考えている時間はないです。
show runして間違えたConfigを比較するような解き方では、絶対に時間が足りないと断言できます。

瞬時に判断し、瞬時に最適解への道を突き進む必要があります。

瞬発力を鍛え、ひきだしを増やし、トラブルシュート力をアップさせてください。





自分が悩んできた経験をこれからCCIE LAB試験を目指す方の参考になればと書いています。

CCIE LABまとめページ

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