7.31.2013

MacユーザのためのGNS3(Dynamips)設定方法 基本編

MacユーザのためのGNS3(Dynamips)設定方法 基本編



はじめに



MacでGNS3を動かすのは、IOSさえあれば結構簡単。

いつの試験までGNS3で対策できるかわからないしね。導入するなら早めにしておいた方がいいんじゃないかな。

特に面倒な設定が必要ないところも魅力的なところなんだけども、知っておくとより便利に使えたり、勉強がはかどったりするところがあるので、ちょっとまとめておこうと思う。



1. ダウンロード


まずはOSに応じた最新版を以下のURLからダウンロードする。
http://www.gns3.net/download/

今回は新規に導入する人をターゲットにして、Mountain Lionでのインストールをベースにして書いていこうと思うので、古いOSを使っている人はすみませんが適宜読み変えてください。

MacユーザのためのGNS3(Dynamips)設定方法 基本編

ダウンロードページを開くと、LionのDMGパッケージがあるので、MountainLionユーザもそれをダウンロードする。

MacユーザのためのGNS3(Dynamips)設定方法 基本編
ダウンロードしたパッケージを解凍するとGNS3.appがあらわれるので、それをMacintosh HDのアプリケーションフォルダにコピーする。



2. 初期セットアップ


最初に起動したときはなんか変なインストラクションが出た気がするけど、とりあえずそれはキャプチャを忘れたので、すっ飛ばしてください。


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まずはGNS3メニューのPreferencesから設定していく。コマンド+,でもいい。

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僕としてはあまりおすすめできないけど、General設定から言語を日本語に変更することができる。

なんでおすすめできないかというと、日本語にすると少し不安定になったような気がしたから。実際関係ないかもしれないけれど、使っていて何度か落ちたりしたので、それからはずっと英語で使っている。

言語の設定が終わったら、OSのディレクトリとかワーキングディレクトリとかを変更できるけど、それはまあ置いておいて、Terminal Settingsに移動。

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僕としてはiTermがおすすめなんだけど、好きなterminalを選択してUseを押せばOK。



3. Dynamips設定


次に設定を見てみるのはDynamips。

Dynamipsはまさにルータシミュレータの根幹となるプログラムなので、これが動かなければ何も始まらないし、何も始めることができない。
MacユーザのためのGNS3(Dynamips)設定方法 基本編
DynamipsメニューのDynamipsタブでは特に設定を変更する必要はないんだけど、Dynamipsの挙動を確認しておきたいので、画面真ん中くらいのTest Settingsボタンを押して、画像のようにsuccessfully startedのメッセージが出たらOK。



4. IOSの設定


MacユーザのためのGNS3(Dynamips)設定方法 基本編

次にEditメニューからIOS images and hypervisorsを設定する。

ここではIOSが必要になるので、どうにかしてIOSを手に入れておかなきゃだめ。

しかもGNS3で動作するIOSは1700シリーズ、2600シリーズ、2691シリーズ、3600シリーズ、3700シリーズ、7200シリーズのルータとなっているので、該当するIOSが必要。

手に入れる方法は会社のパイセンとかgoogle先生とかに聞いてみるか、中古で該当するルータをゲットするなんて方法なんかが考えられる、かなあ。。。

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settingsのImage file:に、先ほど腐心して手に入れたIOSを選択してSAVEする。
なんか赤字でWarningが出るけど、これは別に無視してOK。
設定が完了したら、クローズしてメイン画面に戻る。

ちなみに、画像のIOSは.binじゃなくて.imageになっているんだけど、これはbinをあらかじめextractしてあるから。

実際にルータも起動時にbinファイルをextractしてimageファイル化してマウントするので、起動に時間がかかる。だから、あらかじめimage化しておくと、起動が速いってことがあるわけ。




5. ルータを動かしてみる


ここまでの設定がうまく言っていればルータが動作するはずなので、早速ルータを動かしてみたいと思う。

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画面左のルータアイコンをクリックすると、使用可能ルータが表示されるので、真ん中にドラッグしてくる。

MacユーザのためのGNS3(Dynamips)設定方法 基本編
特にbaseconfig.txtを用意していないと、このようなメッセージが出るけど、これは別に無視してもよいし、baseconfig.txtを用意してあげると、出なくなる。



baseconfigのサンプル


baseconfigの置き場所はどこでもいいんだけど、IOS設定で指定できる。baseconfigは以下のような設定を入れておくと便利じゃないかな。

以下コピペ
----

line con 0
 exec-timeout 0
 loggi syn
line vty 0 4
 exec-timeout 0
 loggi syn
 login
 pass cisco
!
ena pass cisco
no ip doma lo
!
loggi buff 4096

-----



起動してみる


ちょっと話がそれたんだけど、早速起動。
起動は上部の緑三角を押すか、ルータをcontrol+クリックでstartできる。


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ルータを起動してルータ上にマウスポインタを持っていくと、"Router R1 is running"というメッセージが出るようになる。
これが出ていると起動成功なので、早速コンソール接続してみましょう。

コンソール接続はルータアイコンをダブルクリックすることで接続可能。
実際にルータが動いているかを確認してみる。
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問題なく起動しているね。
何の細かい設定もせずにルータを動かすと、全力でファンが回転し始めたりするので、ちょっと注意が必要。

これで、インストールから起動まではできたはず。
ちょっと長くなってしまったので、次回はトポロジの保存とか.netファイルの設定内容などなどについて書こうと思います。



アクセス数の低下は気にしてないですよ(震え声)



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